お待たせしました。「エンジニアのための英語講座」の第2回目です。
実際に楽しみにしてくれている方々が存在すると聞いて、ひと安心していました。(安心するだけして、永遠に更新できず企画倒れに終わる恐れも抱きました…)
では、何を期待されているのか?と考えていくと、タイトルのとおりに”英語ができる”とは何だろう?と疑問にたどり着くと思います。
英語ができるんですか?と聞かれてきましたが、返答に困ってきた記憶が多々あります。
読者の方々がイメージするその状態というのは、間違いなくバラバラだと思います。どれも正解のはずです。
しかしながら、曖昧なままではこれからの学習が非効率になると予想されます。
やや理屈っぽくなりましたので、簡潔にすると私は以下のように考えます。
英語ができる = 英語の基本技能 × コンテンツ
英語の基本技能というのは、読み、聞き、書き、話す、さらにそれらを支える単語力と文法理解です。
今回では、こちらを深く取り扱いません。
コンテンツというのは、みなさん各々の属性からくるものとなります。
例えば、仕事、趣味、経歴、人柄などのコミュニケーションをとるうえで相手にとって役に立ったり、興味を引くことのできることと考えてください。
相手に伝えたい!もっと理解したい!と思えるようなことであり、熱量があると素晴らしいです。
これがハッキリしている度合いにより、英語学習そのものが楽になっていくというのが実状です。
目的もその中に含まれますが、より根幹を構成するものです。
反対に言えば、このコンテンツが曖昧であると人に話したり、伝えることがないのと同じはずです。
もしかしたら、この部分が全然思いつかないという方もいるかもしれません。そういう方は、英語を学ぶというより自身のことをもっと知って頂きたいなと思います。
意識しながらよく働き、学び、遊ぶことで次第に明確になってくるでしょう。個人の目的も定まらない状態では、学習時間の投下量をいたずらに増やすこととなります。
一般的な英語学習では、とにかく英語の基本技能を向上することに重点をおいています。基本は非常に大切な要素でありますが、それだけでは不足していることに間違いありません。
この点を先に伝えずにいるのは、「グダグダ言わずに、とにかく頑張れ!!」と言うのと同じだと考えています。ぜひ実際に学習していく前に、個人のコンテンツとなるものとして何があるのか想定してみてください。
とはいえ、本講座の想定読者層であるエンジニアの方々を中心に無駄な労力を回避できるよう意義、目的、職務上に想定される課題などを事前に絞り込んだうえで道筋を示していけたらと考えています。
このような考えに基づいて企画を練っております。それが前回の記事内に記載した今後の予定内容となります。ご期待頂けますと嬉しく思います。
これで今回の記事を終えたいと思います。
“風貌も英語力も中学生レベルの草野くん”と前記事に書きました。実際には中学生から一回り近く年齢を重ねたわけですから、コンテンツを強化する人生経験が豊かなはずです。それだけ英語ができる状態に”より”近しいと考えられます。皆さんは、いかがでしょうか?