ブログ

会津大OB/OGトーク 第3回

dottで働く会津大学のOB・OGに学生時代や就活、仕事の話などをたくさんインタビューしてみました!現役会津大学の学生さんだけでなくIT業界を目指す方、必見のコンテンツです!

最終回である第3回は、メンバーの皆さんが学生時代に取り組んでいた課外活動について聞きました。最後にメンバーの皆さんから、現役生のみなさんへのアドバイスもありますよ!

【ゲスト】藤原裕也(6期生)、山上 明(13期生)、長山了太(15期生)、酒井ひかる(20期生)

【インタビュアー】浅井 渉(13期生)

(前回からのつづき)

浅井

ところで皆さん、振り返ると「会津大学」っていう進路選択を選んだことは、正解でしたか?

もし進路選択まで戻れるんだったら、違う選択肢を選びますか?

   

酒井 

同じ選択肢を取ると思います。

  

藤原

同じ選択肢でしょうね。私も。

  

長山

それは会津大の他に、今、日本国内にある大学と同じ大学が選べるという想定ですかね?

 

浅井

そうね。

今の時代に大学を選択するとしたら、っていう感じで。

 

長山

うーん。それでも会津大に行くかな・・・、とは思いますね。

 

山上

自分も会津大かなー。

他の大学に行ってるイメージがつかないですね。

 

浅井

なるほど。

じゃあ結構、会津大学を選んで後悔がないのかな。「いい大学を選んだな」っていう感じなんですね

 

藤原&山上&長山

そうですね~。

 

浅井

山上、長山あたりは、ちょっと奥歯にモノが挟まったみたいな言い方なんですけど(笑)

 

長山

ふふ(笑)

でも、まあ、いろいろ苦労はしたけど、身になってるのは確かだよね、とは思いますね。

 

浅井

今、「苦労」ってキーワードが、ちょっと出たんですけど。

大学時代に苦労した事とか、学生時代にガッツリ取り組んで、大変だったけど今に活きてるみたいな事って、ありますか?

じゃあ、長山君からお願いします。

 

長山

入学当時は、全然プログラミングとか情報とか知識がない状態で、パソコン触ったとしてもWindowsでカタカタ、マウスをポチポチぐらいなレベルだったんですけど。

だから会津大に入って初めてUnix、 Linuxっていうのを知って、「何だこの黒い画面は」と。「わからん!」というところから入りました。

今の学生さん達の開発は、もしかしたらリッチなエディター開いて、UI操作して、VMを立ち上げて行うのが主流みたいな、いい時代だと思うんですけど。

当時はそんなの無くて、全部コマンドでやるみたいな時代だったんですけど。

でも手間がかかったぶん、結構、今に活きてるかなっていう気はします。

 

浅井

確かに最初の頃は、「 何だよEmacsって」とか思ってたもんな~。

 

藤原&長山

(笑)

 

浅井

スゲー頑張って電卓作るのとか、「意味あんのかよ」とか思ってた(笑)

 

藤原

ふふふ(笑)

 

浅井

山さんは、どうですか?

 

山上

そうですね。

自分の場合も、やっぱりコマンドとかも役に立ってるのはありますけど・・・。

やっぱり、一番最初にやったのが C 言語だったので、プログラミングにおける基本構造って言えばいいんですかね?それが学べたのが良かったと思います。

それこそIF文とか、ループとか関数とか、最初に学びますよね。

他の言語の基本的な所って、一緒じゃないですか。

例えば、Javaだとそこにオブジェクト指向の概念が入ってくるとか、あとC++だとnamespaceの概念が入ってくるみたいな所はあると思うけど、基本的にはC言語で書いてある構文が分かれば、その言語特有の部分を勉強すれば理解できるかなと自分は思っています。

そこを最初に学んだことで、他の言語を使う時も特に違和感なく、「これC言語で言うとこういう感じか」とかっていう感覚でできるようになりました。

基本を学んだことによって、他の言語を学ぶ時も問題なく入れて、学習できてるっていう部分がいいかなっていう所ですね。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

浅井

藤原さんはどうですか?

 

藤原

やっぱり授業でやってた事の方が、活きてるなっていう感じはあって。

授業で受けた基本的な知識だったりとか、さっき山さんが言ってた C言語の話もそうなんですけど。

やっぱり基本があってこそ、他の言語に応用がきくとか。

システム構成を考える時にも、もともと並んでた事をベースにして、例えば「これとこれって繋げたらこういうことなのかな」みたいなのが何となくイメージがつけられて、仕組みがすんなりと把握できるっていうのは、基本的な知識が活きてる感じかなという気がしますね。

 

浅井

藤原さんが会津大学を卒業したのって何年前になるんですかね?

 

藤原

えっとね。

20年前じゃないですかね。

 

浅井

ふむふむ。今の話って、1年生の頃の授業の話ですよね。

 

藤原

そうですね。

 

浅井

その授業の内容が、今でも活きてるって言えるってことは、結構すごいカリキュラムだったんですね。

 

藤原

今振り返ると、そう思いますね。

ついていくのは、めっちゃ大変でしたけどね。

 

浅井

特に1年生の頃は、そうだったかもしれない…。

ひかるちゃんはどうですか?

 

酒井

本当に、山さんとか藤原さんがおっしゃってた事と全く同じです、っていうまとめじゃダメですかね(笑)

  

浅井 

大丈夫です。

むしろ、他の質問もできるのでありがたいです(笑)

じゃあ、みんな一貫して「一番最初のプログラミングの授業が超重要だよ」みたいな話ですかね。

 

長山

当時は、プログゼロっていう授業名だったと思いますね。

  

浅井

そうそう!プログゼロだ。

いやー、本当に。

授業をちゃんと受けるべきなんでしょうね。

 

藤原

うん。そうですね。

 

山上

「なんでしょうね」って言ってる人がいる(笑)

 

浅井

いやー、僕はちゃんと授業を受けてこなかったというか・・・。

最低限のところ・・・、最低限もやってこなかったかもしれないんですけど(笑)

僕は課外プロジェクトでITを小学校で教えるとか、インターンを大学発ベンチャーとかでやってたんですけど、そっちの経験の方が役に立っているかな。

今の仕事がプログラムを書く仕事じゃなくて、ITの知識は大前提として持った上で+αを提案したりする仕事だからかもしれないけど、プログラミングそのものよりも、「どう使うか」って方が今には活きてると思う。

でも、そういう意味では会津大の授業は、仮とはいえちゃんと受けて、大前提となるITの基礎の部分を知ったっていうのは、役立ってるとも言えるのか。

当時は、課題など山さんとかにもお世話になりました!

 

山上

はははは(笑)

浅井

今、課外プロジェクトの話をちょっとしたんですけど。

会津大学の特色の一つに、課外プロジェクト略して「課プロ」があるじゃないですか。

他の大学だとゼミみたいな感じですかね。

皆さん、その「課プロ」は何をやっていましたか?

課プロ以外でもインターンやバイトなどの「授業以外の活動」で、こんなのやってたっていうのがあれば是非。

 

藤原

うーん・・・。

私はもう思い出せないですね(笑)

 

浅井

じゃあ、この質問は藤原さんはスキップで!

 

山上

あ、自分は、あれですね。

浅井さんたちと同じ課プロに入る前に、1個別の課プロに入ってて。

その時、音の成分の分析をやってる課プロにいましたね。一瞬だけ。

なかなか面白かったですけど、1期で終わってしまったんで、ちゃんと覚えてるかっていうと微妙なんですけど。

会津大に無響室ってあるじゃないですか。音が反射しない部屋。

 

浅井

あー、はいはい。

デコボコが壁から出てる部屋。

 

山上

そうそう。あの部屋の中で音を出したりして、その音の成分をシステム的に分析する、みたいなプロジェクトがあって。

一番最初に、そこに入ったんですよね。

本当に、ただの思い出話なんですけど。

 

浅井

(笑)

 

山上

何かに役立ったとかっていうより、ちょっと面白かったなっていう感じ。

 

浅井

あの設備、そんなに沢山の大学にあるわけじゃないもんね。

山さんは、バイトは何かやってたっけ?

 

山上

一瞬だけ、塾講師をやってましたね。

 

浅井

長山君は?何かやってたっけ?

 

長山

山さんとは別の塾ですけど、塾講師ですね。

あとは、大学内の演習の授業でTA(Teaching Assistant)とかSA(Student Assistant)とか、いたと思うんですけど。

それやったりとか。

プログゼロとJava1と2はやったかな・・・。

 

浅井

授業の演習のアシスタントを上級生がやるみたいな、そんなバイトが学内にありましたね。

長山くんは、それもやってたと。

 

長山

あとは課プロつながりですけど・・・。

年に2回くらいしかなかったですけど、一般向けに行った公開講座もお金入ってました。

 

浅井

あー、はいはい。

ありましたね。パソコン解体したりするやつ。

ひかるちゃんはどうですか?

 

酒井

私はアルバイトで、ガソリンスタンドで働いてました。

 

浅井

おー、全然違うのが出てきましたね(笑)

 

酒井

当時は、先ほど出ていたデザイニウムでインターンをしていたので、学校とその会社の間にあって、かつある程度シフトに自由のきくところっていう選択肢で、ガソリンスタンドを選んで働いてました。

 

浅井

それはスゴイ合理的な判断かもしれないね!

課プロは何かやってた?

 

酒井

課プロは、やってなかったです。

韓国語講座に入って、一週間でやめました。ごめんなさい(笑)

 

浅井

別にやんなくたっていいんだもんね。課プロって。

 

酒井

はい、自由だったので。

でも、今思うとやっておけばよかったなって思いました。

ちょっと周りに流されて辞めちゃったところとかあるんで。

自分は、とにかく失敗することが怖くて、なんかできなかったらどうしようとか、一人で行って単位が取れなかったらとか、思ってて。

たぶん、単位は関係なかったんですけど。(課プロにおいては)

そう思って、結局やらなかったっていう記憶があるので、そういう意味でもっといっぱいいろんな事しておけばよかったなって思います。

 

浅井

ほう。メッセージ性のある言葉が出てきた(笑)

 

酒井

(笑)

浅井

最後に、僕らの後輩である現役会津大生に「これはやっておいた方がいいよ」っていうのと、「これやめとけ」っていう事をそれぞれ教えてください。

んー、若い順で行きましょうか。

 

酒井

私はインターンでわりと色んな会社に行っていたんですけど、いろんな活動に参加したりとか、いろんな人と話しておくと、得られるものがあったりするかなって思います。

私は怖くて動けないタイプだったんですけど、思わぬところで人とつながれたりするので、勇気を出して動いておくべきだなと思います。

その方が、断然メリットがあったかなーって今振り返って思うので、それがやっておいた方が良いことです。

逆に、怖がって何もしないっていうのは何も得られないので。

「何も得られない=マイナス」かなって思うので、何かした方がいいと思います。

 

浅井

とにかく何かしろ!と。とても大事だよね。

じゃあ、長山くん。

 

長山

最初の方で英語の抵抗力とか言っておいて、なんなんですけど。

英語の勉強はしておいた方がいいよ、ってことは言っておこうかなと思います。

私の場合、前職もベンチャー企業だったんですけど、その時に「アメリカのシリコンバレーに行けるよ」みたいな話があって、行かないかって指名されたことがあるんですけど。

「英語できないからいいや」って断ったりしたんで、そういうチャンスがいつ巡ってくるかわからないので、英語は勉強して損はないかなと。

 あと、資格をとっておいた方がいい、っていうのもありますね。

今って、会津大を試験会場として受けられる資格ってあるんですかね?

当時は、郡山の日本大学まで行かないといけなかったので、全然受けてなかったんで今もあんまり資格無いんですけど。

資格とれるなら、学生のうちに勉強しておいた方が結構良い環境なんで、やっておいたらいいかなって思います。

その2つが、やっといた方がいいと思ったやつですね。

やめとけっていう事は・・・。

言い方が悪いですけど、一人で行動するのを決めこむ方とかが大学で結構いるんですけど、もったいないなと。

一人が好きならそれでもいいですけど、自分の立場で言わせてもらうと、このdottの繋がりとかも大学の時の繋がりですし。

将来、エンジニアにならないにしても、会津大生とのコネクションはとっておいて損はないかなと思いますので、人付き合いはちゃんとしておきましょうね、と。

 

浅井 

英語とか資格は確かに会津大生は恵まれた環境にいるもんなー。

はい、ありがとうございます!

ではでは、山さんお願いします。

 

山上

はーい。

何かっていうと、人と会話するっていうのは心がけてた方がいいかなとは思ってます。

あの、自分では自分のこと若干コミュ障気味だと思ってるんですけど、周りからは全然そんなことないって言われるんですよね。

だから、やっぱり会話するのって大事なのかなと思うんで、とりあえず人と会話するっていうのは1点大事なところなのかなと思ってます。

あと、これは実際にIT業界に進みたいと思ってる人向けなんですけど、数学とか物理とかはともかくとして、プログラミングの授業をしっかり受けることですね。

それこそC言語のやつとかJavaの授業とかは、真面目に受けておくと、後々、実際に業務とかになった時に疑問点とかが少なく始められるので、役立つかなとは思っています。

あと大事なのが、TAさんの方に迷惑がられるかもしれないんですけど。

わかんない事があったら、とにかく自分がわかるって思えるところまでは、ちゃんと人に聞くっていうのが大事かなと思ってます。

「わかんねーなー」ってグダグダしてるより、とりあえず人に聞いちゃったほうが早い場合もあるので。

とにかく、「人に聞く」って言うのを心がけて行ったらいいかなと思います。

 

浅井

(わからないところは山さんに色々聞いていたな…)

山上

それから、さっき失敗するの怖いですって話があったんですけど、失敗してもなんとかなることが多いんで。

自分の場合、1社目で大変なことになってたけど、今こうやってdottで働けてるって言うのがあるんで。

失敗を怖がらずに何でもやってみるって言うのが大事かなと思ってます。

逆に、やっぱり何にもしないっていうのはちょっともったいないと思って。

何かしら自分で強みだなって思えることを見つけるために、色々と挑戦してみるのが良いかなと思っております。

はい、そんな感じですね。

 

浅井

授業の取り組み方が具体的でわかりやすい!

なんとなく「これはやめとけ」ってのは、共通しているようにも聞こえるね。

では最後に、先輩よろしくお願いします!

 

藤原

もう皆さんが私が言いたいことを、ほぼ言ってくれてはいるんですけど(笑)

いろんな事に興味を持って、いろんな事を試してみましょうっていうのと・・・。

あとは、やっぱり人間関係ですかね。

どうしてもコンピューターの専門の大学っていうと「コンピュータと向き合えばいいよね」って感じになりがちな人っているんですけど。

やっぱり、なんだかんだ言って同級生だったりとか、人間関係しっかり作っておいた方が、将来やっぱり役に立つっていうのはあるので、そこはやっといた方がいいなと思いました。

やめておけの方で言うと、やっぱり学校に来ないっていうのがすごいもったいなさ過ぎるんで・・・。

学校にちゃんと来て、いろんなリソースを使い放題使いまくって、自分の糧にしていきましょう、っていうのはありますね。

やめておけっていうよりも、リソースをガンガン使って自分を高めていきましょう、みたいな感じかなと思います。

 

浅井

ありがとうございます!最高のまとめです!

ということで、今回はdottの中の会津大OB/OGの中でいろんな話をしてみました。

もしdottに興味があるよって方は、この記事の下の方にある 「採用ページはこちら」というリンクから。ぜひ応募してみてください。

じゃあ皆さん、今日はありがとうございました。

 

藤原&山上&長山&酒井

ありがとうございました !

 

〈採用ページはこちら

おわり