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エンジニアのための英語講座

学習初期段階での発音習得のタイミング

2019/1/22 20:06
「エンジニアのための英語講座」の第5回目です。
 
まずは、前回のおさらいです。
オンライン英会話の活用法についてでした。
 
記事の読者の方達から、そういうやり方があったんですね!という感想を頂きました。
なによりも、実際に取り組むことで力をつけて貰えると嬉しく思います。
 
正月を挟んだことから、新年の目標を立てた方も多いかもしれません。
その勢いを活かして、とりあえずオンライン英会話の申し込みをしてみるのも一つの手段かと思います。
 
身銭を切った投資という側面であったり、他者からの強制力を働かせてみるという意味合いが含みますので、絶好の機会になるかもしれません。
 
 
さて、今回は発音学習がテーマになります。
 
 
言いたいことは1つだけです。
 
 
とにかく発音は最初にクリアしておきましょう!
 
 
以上です。
 
 
クリアと言っても、ホレボレするほど格好良い発音ができるというレベルの話ではありません。
 
初見の単語に遭遇したら、そのアルファベットの並びから発音記号を想起して、適切な音を口に出して言えるイメージとなります。
 
中学、高校などで英語の授業があった方であれば、おそらく基礎を1度は習っているはずです。
 
 
理由を列挙すると以下のようになります。
 
 
発音を初期段階に習得する利点
 
・正しい音の理解は、近道であり学習効率を高められる
 
 →発音できないと、聞く、話すことができない。読むのも無音状態では難しく、書くこともままならない。すべてが悪循環となる。
 
 
・視覚と聴覚を統合して単語を記憶できるようになる
 
 →逆説的には、本来は同一の単語を分離して記憶してしまうことになる。間違いに気づくまでと修正するコストが大きい。
 
 
これが大きな理由となります。
 
他にも、いずれは以下のレベルまで習得することが必要になります。
 
 
・音の型や規則性を把握ができる
 
 →いわゆるパターン認識から外れる例外にも敏感になれる。
 
 
 
・単語に対する情報量が増すほどに想起率が高まる
 
 →単語を覚える手段が増える。インプットの経路が増えるということは、情報量が増えることを意味する。
 
例を挙げると、エピソード記憶のように内容そのものに付随する様々な情報(時間や空間的文脈、身体的や心理的状態)が増えるので、よりインパクトの強い事柄として長期記憶として定着しやすくなる。
 
 
・口や喉の動きは一種のジェスチャーと理解できる
 
 →口の動きが会話を助けることになる。ネイティブ同士が小声で話している際に注目すると、口の動きと喉に引っ掛けるような小さな音で会話が成立していると納得できる。
 
このことから、恥じらいからテキトーなモゴモゴとした口の動きと発音では不利と理解できるはずです。
 
 
単語のパターン認識について
英単語の平均文字数は4.5文字
 
cioejamihj
 
試しに、上記のアルファベットをランダムに並べた架空の単語を生成し、記憶するとします。
簡単に覚えることが出来ますか?5文字程度であれば、なんとなくできると思います。
 
しかし、10文字とかに増えると当然に難易度が上がります。
あえてランダムな並びの架空単語としました。
 
実在の各単語には語源、品詞、接頭辞、接尾辞、印欧語根などを伴って構成されています。
それらの規則性を把握し始めると途端に語彙力が上昇します。
 
これまでに学習経験があれば、過去に一定数の規則性を身に着けているはずです。多少の長さの単語であっても、理解しやすくなっていくのはそのためです。
 
つまり単語の習得数を向上させる鍵となります。
世の中のあらゆることに該当する抽象概念の理解ですね。
その大きな分類の1つが音となります。
 
 
人間が得ている情報の割合について
 
視覚からが83%と他の感覚を圧倒しているそうです。それだけ視覚優位の生活をしているということになります。
 
一方で、他の感覚を有効活用しきれているのでしょうか?
視覚に偏りすぎる傾向にあるはずです。
 
ここが狙い目であり、英語学習において漏れなく活かすことが肝要です。
 
情報をインプットする手段として、最も有効な手段の1つに読書があります。
一般的に本を読むということは目、手、耳、意識を本に集中することになります。
 
耳からのインプットとなるとどうでしょうか?
違うことに意識を向けながら、耳から情報を取り入れることは案外可能だと理解できると思います。
 
しかも、音は聴覚と連動するため身体性がより強いものです。一度出来るようになると、ずっと出来ることに近いはずです。
発音や単語のみに関わらず、五感という身体性をともなって体で習得してみてください。
 
 
トレーニング法をいくつか紹介
 
詳細については、素晴らしい書籍や学習サイトが多数ありますので、そちらに譲ることにします。
必要なものを随時取り入れてみてください!
 
IPA
・ミニマルペア
 
 
→IPAについて
 
国際音声記号といって、発音記号と口の動きや要素ごとの音の特徴を図解して説明しています。
最初は難しく感じるかもしれませんが、実際に口を動かしながら練習してみると意外と面白いものとなっています。
 
 
→ミニマルペアについて
 
似た単語を併記して、その微妙な音の違いを学ぶという手法です。
 
例として、
low – row
seat – sheet
bus – bath
caught – coat
sing – thing
 
などです。
 
特に日本人はRとLの聞き分けが苦手とされています。日本語に完全一致する音はないためですが、意識しながら聞き分ける練習をすると徐々に聞き分け可能となります。
 
ほんの一例ですが、学習効率が高まり意義を理解して貰えると思います。
 
 
→FORVO/Longmanなどの辞書サイト
 
やはり正確な手本としてネイティブスピーカーの発音を聞くことが大切です。お好きなものを選んで確認するのも大切です。
 
1つ1つ聞いていくには手間がかかると敬遠してしまいがちですが、慣れていくまでのことです。
慣れるまでは差異に疎いことを意味しますので、反復が必要という証左になります。
 
 
 
まとめ
 
言葉は音から始まります。
その音に文字が組み合わさり、高度な意思伝達が可能となっています。日常生活においては当たり前過ぎて意識することは少ないと思います。
 
 
英語の場合は、わずか26文字程のアルファベットによって無限ともいえる表現を実現しています。
 
組み合わせと言っても、全くのランダムではなく語源、派生、語幹などから構成されて一定の規則を保持しています。
 
単語には音も付随していますので、文字の羅列として認識するだけではなく、同時により身体性を付加して定着させていくのが結局は早いのです。
 
情報量が上がると、それに反比例するように記憶する難易度が下がっていきます。ただし、その情報量を上げていく目安は難しいところで、時間の制約との兼ね合いとなります。
 
 
今回のテーマは発音についてですが、学習初期に基礎を習得していくのがやはり後々楽になります。
 
あまり気をはらずに、1つの学習手段として楽しみが増えるくらいの気楽さで良いのではないでしょうか。
 
 
英語の習得自体にも言えることですが、自転車を乗れるようになるために一時的に補助輪をつけて体得していくことに似ているのかもしれません。
 
自転車に乗れることが最終的なゴールではないですよね?
乗れるようになって徒歩よりも遠くへ行けるようになり、生活圏を広げる楽しみや、利便性の追求などが目的のはずです。
 
 
ということで、文字による説明をグダグダと続ける意味はないと思います。
実際にご自分の耳、口、喉などを使って英語の音を定着させていってください!!
 

ディレクター/エンジニア

Takahiro Suzuki

乗りと雰囲気で流れ着いたdott10番目のメンバー。 ユーザー、クライアント、クリエイターに寄り添うディレクター/エンジニアでありたい...
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