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会津大OB/OGトーク 第1回

dottで働く会津大学のOB・OGに学生時代や就活、仕事の話などをたくさんインタビューしてみました!現役会津大学の学生さんだけでなくIT業界を目指す方、必見のコンテンツです!

第1回目は、皆さんの卒業研究と学生時代の会津大での経験が、今の仕事にどのように活きているのか聞きました。

【ゲスト】藤原裕也(6期生)、山上 明(13期生)、長山了太(15期生)、酒井ひかる(20期生)

【インタビュアー】浅井 渉(13期生)

浅井

今日は、dottで働いている会津大学のOB・OG4人に集まって頂きました。

このメンバーは、いわゆる普通の学生時代を送ってきた経歴の持ち主です(笑)

なので、今回はネットでよく見かけるスーパーヒーロー的な会津大卒業生じゃない、普通な僕らの対談です。会津大の後輩たちを中心とした学生さんが自分のキャリアを考えて行く上で、何かのきっかけになればいいなという思いからの企画になります。

ということで、皆さん、よろしくです!

 

全員

よろしくお願いします〜

 

浅井

じゃあ、ざっくりと最初は自己紹介から。大学時代の卒研と今仕事で何やってるかっていうところを、軽く紹介しながら自己紹介お願いします。

じゃあ、ここはやっぱり最年長の藤原さんからですかね。

 

藤原

はい。6期生の藤原と申します。

卒論でやっていたのは、 Web システムって言えばWebシステムなんですけど。

システムの意図としては論文を作るためのネタ出しをチャットでしていって、それを後から集めて文章を作るみたいな、そんなアプリを作ってました。

今の Slack とかそういうものでもないですけど、研究室自体がバーチャルユニバーシティとかコラボレーションとかをやってる研究室だったんので、学習とか論文にアプローチしたことをやっている感じでした。

それで、今やってる仕事は、レストラン予約を担う音声チャットボットの開発・運用です。

今は自分が手を動かすというよりは、技術リードとして他のメンバーに作ってもらってるところと、企画さんだったりとかプロジェクトマネージャーの人との間をうまく取り持ちながら、プロジェクトを進めていくみたいな役割を担ってます。

 

浅井

藤原さん、ありがとうございます!次は年齢順だと、山さんですね。

 

山上

はーい、山上です。

私は13期生で、ネットワーク学講座という研究室に所属していました。

卒論は、ネットワーク学とは全く関係ないんですけど、 小中学生向けにC言語を教育するソフトを研究室で作っていたので、より教えやすくするにはどうすればいいか、というようなことを考える、ソフトの改善の論文でした。

まあ、大変雑なデキだったんですけど・・・(笑)

今、会社でやっているプロジェクトは、建設資材をレンタルする会社がありまして、そこの在庫管理をする、いわゆる業務システムですね。

ガチガチのやつを今やってる感じです。

 

浅井

じゃあ、続きまして、長山くん!

 

長山

はい、15期生の長山と言います。

研究室は山さんと一緒で・・・あ、山上さんのことを「山さん」と呼んでいるんですけど、山さんと同じ研究室でした。

研究室は、ネットワーク講座と言いつつ、ネットワーク学の研究をやってるのは確か1個もなくてですね・・・。

私は発電所で働いている運転員さんが見回りしたり計器に向って「異常なし」と指差したりする動きを、きちんと行っているかどうかを動画から検証する研究をしていました。

今dottでやっているのは、整骨院さんと LINEを組み合わせて、整骨院の先生とお客さんのやり取りをスムーズにするためのシステムを開発しております。

 

浅井

あれ?長山くんと山さんって、同じ研究室だったの?

 

山上

そうなんです、実は(笑)

 

浅井

研究室って何年生から入るんでしたっけ?3年から?

 

長山

当時は配属するだけなら2年の後期からですね。

今はいつから配属されるのかわからないですけど。

山さんとは二つ学年違うので、半年だけですかね一緒だったのは。

 

浅井

あー、なるほど。そうだったんだね。

それ知らなかった、俺。

はい、ありがとうございます。

そして、最後はひかるちゃんですね~。

 

酒井

酒井です。20期生になります。

えっと、学生時代の研究室は、ビッグデータと状況認識っていうのをメインでやってる研究室でした。

私がやっていたのは、大量の文書を与えて学習させて、いくつかのトピックに分けたところに、また何か新たな全く違う文章を与えて、どこに分類されるかその精度はどうなのかっていう研究をしました。

今やってるのは、 LINE を活用してコロナの陽性者・濃厚接触者とのコミュニケーションをとるというか、今まで書類とか電話で聞き取りを行っていたところを LINE ベースに移行していく作業です。

あとは、コロナ陽性者を管理している既存システムがあるんですけど、そちらをWebに移行しつつ使いやすいように改良していくっていうようなお仕事をしています。

浅井

今やってる仕事は、幸い全員違うプロジェクトになっているんですけど。

この4人の中で、大学時代にやっていたことが今のプロジェクトとか、今の仕事に活きてるよっていう人はいますか?

 

山上

うーん・・・。

 

藤原

直接的にというわけではないですけど、間接的にはやっぱり活きてると思いますね。

 

浅井

それは例えばどんなことですか?

 

藤原

自分が大学生だったのはもう20年以上前の話なんですけど、20年経っていろいろ新しい技術はあるんですけど、今でも何となく話のつじつまが合うと言うか、何となく理解できるんですよ。

そういうのって、やっぱり大学時代の座学の授業の基礎があったからかなとは、何となくイメージとしては持ってますね。

 

浅井

会津大の授業って基本的にC言語から入って、本当にプログラミングの基礎の基礎からやるから、わりと時代が変わって新しい言語が出てきても、一番ベースは変わんないみたいなところがあるかもしんないですね。

 

藤原

そうですね。確かに。

 

浅井

他になんか技術面以外で、「大学時代こういう活動していたのが、今こういう風に活きてるよ」みたいのあるっていう人いますか?

 

 山上

活動とはちょっと違うんですけど、 やっぱ英語ですかね。

 

浅井

 あー、なるほどね。

 

山上

会津大は、やっぱ英語に力入ってたっていうのもあって、結局自分としては聞いたり話したりするのは未だにまともにできるわけではないんですけど、どうしても技術系のものってマニュアルが英語で書いてあることが多いんで、それをなんとなくニュアンスで読めるっていうのは、結構役立ってるかなっていう感じですね。

完璧に英語がわかる!っていうわけじゃないですけど、なんとな〜くニュアンスで読めるくらいにはなっているから、全く読めない人から比べると有利になっているかなっていう気はしますね。

 

浅井

長山くんすごい頷いてたけど、どう?

 

長山

私も英語力は全然なんですけど、会津大だと英語は無理やり組み込まれてやるじゃないですか。 なので、英語への抵抗力はついたかなっていう気はします。

 

酒井

うんうん。

 

浅井

英語力じゃなくて、英語の「抵抗力」がついたんだ(笑)

 

長山

そうですね(笑)

 

浅井

面白い表現ですね。

 

長山

何か調べたりする時も、「英語のサイトしかない。でも、見るか。」って踏み込める。

 

浅井

会津大って、未だに外国人の先生が4割はいるでしょ?

会津大学のホームページだと、そんぐらいって書いてあったと思うんだけど。

ただでさえ難しい数学の授業を、英語でやられたりするじゃないですか。

 

長山

ははははは(笑)

 

藤原

はい、ありましたね(笑)

 

浅井

日本語でもわかんないのに、それを英語でやられるみたいな。

そういう学校からのいじめ(あくまでも浅井の感想です)みたいなの受けてるから、そういう意味では抵抗力はつくかもしれないね。

ひかるちゃんは、英語っていう意味では何かありましたか?

 

酒井

私は、先生の研究室にお邪魔して・・・。

友達と一緒に遊びに行って、チョコもらって食べて帰るみたいな(笑)

授業でもそうなんですけど、しっかりした言葉は交わせないので、ボディランゲージがすごい増えました。ニュアンスで会話したり、ノリで頷き合うみたいな。

 

浅井

あーなるほど。

僕は彼女を、前職の会社にインターンで入ってきたので大学時代から知ってるんですけど、当時の彼女に向かって「動きがうるせえ」って言ったぐらいよく動く子でした。

このインタビューもzoomで行ってますけど、一番手が動いてるのは彼女なので。

そういう意味では、ボディランゲージはマスターしてますよね(笑)

酒井

^^(笑)

長山さんが、抵抗力がついたって言ってましたけど。

ホントに私も、英語の文章見るだけで「うっ」ってなってたんですけど、紙で授業の資料とか配られた時に、やっぱ見るしかないじゃないですか。

だから、パッと見て「うっ」ていうのは、無くなりましたね。

長山さんの繰り返しなんですけど、とりあえず、すんなり受け入れられるようにはなりました。

 

浅井

あれ?そういえば藤原さんが現役の頃って、外国人の先生の割合ってどれぐらいでした?

 

藤原

たぶん、50%くらいじゃないですかね。

 

浅井

今の学生が、29期生だと思うんですけど。

藤原さんからしたら、今の学生は二回りぐらいしてるわけじゃないですか、年齢的に。

 

藤原

そうですね。

 

浅井

そう考えると、未だにやっぱ英語に力入れてるっていうのは、会津大の変わらないポリシーみたいなところなんですかねえ。

じゃあ英語に関して、今の学生に対してメッセージを送るとしたら、何をやっておけばいいですか?

 

山上

うーん・・・

 

長山

ググり力?(笑)

 

浅井

英語のドキュメントをググって検索するってこと?

 

長山

えーっと。

英単語でも、ググれる力ですかね。

 

浅井

あー、「日本語だけで ググるなよ」っていうことね。

山さんとかは、どうですか?

 

山上

そうっすね。そういう意味で言うと、やっぱり英語やる前って見ただけで「うっ」てなるパターンが多かったじゃないですか。とりあえず、「うっ」てならなくなるまで、ひたすら見るとかですかね(笑)

 

浅井

これは言い換えると、「授業をまじめに受けろ」っていうことですね(笑)

 

長山

はははは(笑)

 

藤原

あー、やっぱりそういうことじゃないですか?

 

山上

確かに。

 

藤原

授業をちゃんと受けて、ちゃんと論文読んでれば、それなりの英語力はつくはずなんで。

 

浅井

コレもしかしたら、4人の共通点ですかね。

授業はみなさん、わりとまじめに受けてましたか?

 

酒井

はい。

 

山上

うん。

 

長山

受けてたつもり。

 

藤原

受けてました。

 

浅井

(まじか・・・)

なるほど。授業をまじめに受けていれば、英語への抵抗感みたいなのは無くなっていくと。

 

山上

うん。自然と減っていくと思います。

「とりあえず読むか」って思えるくらいには、なるんじゃないかなっていう気はします。

 

浅井

あー、なるほどね。

確かに、うちの業界の情報を調べようとした時、一次情報は概ね英語ですからね。

 

藤原&山上

うん。

 

浅井

なるほど、ありがとうございます。

浅井

じゃあ、ちょっと次の質問に入っていこうと思います。

今皆さんは不思議な縁でdott.に入っていますけど、dottに入るまでの経歴とか最初に就職した会社のこととか、略歴みたいなところを教えてください。

特に1社目の話をみんな聞きたいかなと思うので、そのあたりを重点的に教えてもらえると嬉しいかなと。

 

藤原

はい。1社目はですね、自分が入ってた研究室とは別の研究室に、モンゴル人の留学生がいたんですね。

 

浅井

モンゴル人ですか。あれ?会津大って、留学生も結構多いんでしたっけ?

 

藤原

結構いましたね。

そのモンゴル人の留学生と、IT開発会社の社長さんが関係があって、自分もその流れで学生時代からその会社の社長と話をするようになったんです。

そして、その会社の入社試験を普通に受けて、結果その会社に入社したって感じです。

 

浅井

じゃあ、結構学生時代のコネクションからそのままっていう感じですね。

 

藤原

そうですね。他の会社も受けたんですけど、結局その会社でしたね。

 

浅井

ぶっちゃけ、就活あんまり苦労してない方ですか?

 

藤原

あんまりしてないです(笑)

 

浅井

これは何期生かによって、結構変わるかもしれないですね。

 

藤原

そうですね。うちらの代はみんなそんなに苦労せず、わりと遅くてもみんな4年生の6月くらいには就職の内定取れたと思います、たぶん。

 

浅井

最初はどんな感じの仕事やってたんですか?

 

藤原

最初の会社では、 PHP で作った自社サービスがあったんですけど、どちらかと言うと、SES で他の会社の業務を担うみたいな感じのことが多くて、いろんなプロジェクトに参加させてもらってました。

例えば、自動車のオークション用の Web サービスだったりとか、後は就活のサービスとかって言うのに関わったりとかしてました。

 

浅井

その1社目を決めた「決め手」って何でした?

 

藤原

そうですね、元々やっぱり知ってたっていうのもあるし、会社の雰囲気もわかってたので・・・。

それに、その当時PHPを使っている、そういうサービスがあるっていうので「そこで決めちゃえ!」って決めちゃった感じです。

 

浅井

なるほど。1社目はそうやって決めたんですね。藤原さんはdottに入る前に他の会社も経験していますが、ズバリ「dottへの転職の決め手」は何だったんですか?

 

藤原

あの元々、私はdottに入社する前に、副業をしてるじゃないですか。

将来を見据えた選択肢の一つとして、いったん副業させてもらって、雰囲気を掴んだ上でやっぱりこの人達と一緒に働きたいなと思った、と。

かつ、私も地元福島なので福島に関わる仕事がしたいな、というところが入社の決め手ですね。

 

浅井

結構さっきのあの新卒の時の話も同じかなと思ったんですけど、雰囲気はかなり重視するタイプですかね、そうすると。

 

藤原

そうですね。給与がめっちゃ上がるとかよりも、誰とどうやって働くかっていうことが大事です。

 

浅井

あーなるほど。

ありがとうございます。

浅井

じゃあ、次は同じ質問を長山君に。

新卒で入った会社はどういう感じで入ってったかとか、そこに決めた「決め手」とかっていうのを教えてください。

 

長山

はい。dottが2社目なので、前職が新卒で入った会社になるんですけども。

普通に就職活動をして、内定もらった先の1社がその会社だったっていう感じなんですけど。

 

浅井

普通の就活っていうのは、リクナビとかマイナビ使ってっていう・・・。

 

長山

はい、そうです。

東京の会社なんですけど、地方から行くのを考慮してくれて1次面接と2次面接を一緒にやってくれましたね。

1次試験、2次試験ともプログラミング試験をやってる会社で…

 

浅井

採用フローにプログラミングがあるのはdottと同じだね。

 

長山

ですね。

問題は簡単だったんでパパっとやって、それで時間が余って、時間が余ってるし遠方から来ているということで2次もやっちゃおうか、っていう会社側の配慮があったのと、面接でノートPCを渡されてコードを書くっていう会社が初めてだったということもあり、面白そうだなと思って入った感じですね。 やってるサービスも面白かったですし。

 

浅井

あー、確かに珍しい採用試験かもね。

 

長山

それで、この後その会社で仕事したりっていうことになるんですけど・・・。

自社のwebサービス・・・・サービスの内容を言ってしまうと会社バレちゃうんですけど(笑)

 

浅井

そうなんだよね(笑)

まあ、どっかの業界に対して写真を売ったりっていう感じですかね。

 

長山

そうですね。

言ってしまうと、前の会社は結構特殊で、社員で営業やエンジニアは普通にいて、そこにカメラマンもいるんですね。

カメラマンが幼稚園や保育園などに行って、お子さんを撮影して、その撮影した写真を自社の EC サイトで親御さん向けに販売するっていうサービスをやってました。

自社サービスなので、 裏側で社員が管理するためのサイトがあるんですけど、主にそれの管理をしてました。

 

浅井

管理だけ?それとも開発もやってた?

 

長山

入社して数年は、開発をしてました。

後々部下がついたりしてリーダー的立ち位置になったので、ほとんど開発せずに開発は下に任せて管理運用してた感じでしたね。

 

浅井

なるほど。長山くんの場合は、dottへの転職の決め手となるのはどういう部分だった?

 

長山

決め手はですね、たまたま転職活動中に、何も知らないはずの浅井さんから連絡が来まして、「dott入らないか」と。

 

酒井

へー!

 

長山

その声をかけられる前に、何社か受けてたんですけど、就職活動や転職活動って「やっぱりきついなあ」ってちょっと精神的にキてるところがあって。

何故かって言うと、自分が学生の時の就職活動の時って、リーマンショックや東日本大震災があってが就職が厳しい時代だったと思うんですけど、それらの影響で就職活動に難儀したんですよね。

それで、転職活動も苦労したくないなっていう思いがあった時に、浅井さんから連絡をもらって「渡りに船」と(笑)

浅井

世の中、タイミングが全て!みたいな話になっちゃいそうだけど(笑)。まあ、転職活動で消耗したくないっていう感じですかね。

 

長山

そうです、そうです。

後、仕事の内容よりは、誰と仕事をすることになるかとか社内の雰囲気はどうかっていう所に私も重点を置いていたので、浅井さんのいる会社なら問題ないだろうっていうことで決めた感じですね。

 

浅井

これは嬉しい。ただ、長山君を誘った時の誘い文句は、確か「うちに入れば、山さんがいるよ」だったと思う(笑) 

 

長山

ありました、ありました。

 

山上

言ってた、それ!

 

浅井

僕たちの関係性で言うと、浅井、山上、長山の3人は課外プロジェクト(会津大学独自のカリキュラム。他大学でいうゼミに近い)が同じで、先輩後輩関係っていうのがあったので、そういう大学時代の関係も存分に活かして長山君をヘッドハンティングした感じですね。

 

長山

そうですね。

先ほど浅井さんがって言いましたけど、やっぱり、ほとんど山さんが理由でしたね(笑)

 

浅井

おい!(笑)

じゃあ、次は・・・ひかるちゃんでいきましょうか!

次回 第2回につづく