「エンジニアのための英語講座」の第7回目です。
まずは、前回のおさらいです。
英会話を中心にとっさな負荷を減らすための工夫でした。
それがクッション言葉を多用することだとお伝えしました。
いきなり50個も自在に使いこなすのは難しいと思います。
ぜひ、頻繁に目に留まるようにしてみてください!
“英語の語彙数”
英語学習の重要な課題の1つですよね。
英単語の習得数を増やそう!となり、漠然と書籍を漁ってみた経験があるのではないでしょうか。
自分の判断により、数多くの書籍の中から選んだものに対して自信を持てますか?
少しでも不安に感じた方は、選択の基準が曖昧なのかもしれませんね。
語学力は最終的に語彙数と言われています。
自分の母国語の場合をもとに推測しても、感覚的に間違っていないことは理解できると思います。
結局は何をどれくらい?の習得が必要になるのか気になると思います。
考えたこともなかった!という方はこの機会に、ぜひ気にかけてみてください!
賛否両論ありますが、TOEIC、英検などのテストは指標化して学習をしやすいものです。
具体的な目標になると継続しやすくなりますから、指針として積極的に活用してみましょう。
あとは、その目標のクリアに必要な基準を超えるための実行となります。
本記事の狙い
単純明快にしてみました。
以下の3点を狙いとしています。
1. 現在(の語彙力測定)
2. 未来(の語彙数となる目標レベルの確認)
3. 1と2の差分を確認して、レベルに合う英単語の学習を開始する!!
要するに、
・現状のレベルを把握すること
・未来に到達する語彙数 – 現在の語彙数 = 差分 を明らかにすること
→習得が必要となる単語数が明らかになる
その結果として、適切なレベルと範囲を対象にする教材を選定することが可能となります。
意外にもこれが重要で、精神的な迷いが減り学習に集中しやすくなります。
現在の語彙力 – すぐに測定してみよう!
では、
現時点の単語数を測定してみましょう!
およそ3分程度で把握できてしまいます。
やり方は簡単で、
以下のサイト内の記憶済み/理解している単語にチェックマークをつけていくだけとなります。
最後に
アンケート的な質問項目があります。こちらはスコア判定に影響しませんので、安心してください。
これまでに膨大な被験者数を誇るため、統計的に優位なレベルを返してくれると思います。
ちなみに、測定サイトの日本語解説はこちら↓
スコア判定ができたら
次に目標となる英語レベルに求められる語彙数を確認してみてください。
TOEICの場合、得点と単語数の相関に関する公式発表はありません。研究や各種サイトによる統計があります。
多少のバラツキは散見されますが、あくまでも大まかな指標としての価値は十分にあるはずです。
例えば、以下の水準が参考となりそうです。
TOEIC
・600点: 5,000語
・700点: 7,500語
・800点: 8,500語
・900点: 10,000語弱
→ PROFICIENCY SCALE – TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表
英検
・2級: 5,000語
・準1級: 8,500語
・1級: 12,000語
英検公式の級ごとによるレベル感の説明が限定的あり、気になる場合はもう少し調べてみてください。
→ 各級の目安
*TOEIC、英検などは、各技能(リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングなど)の測定です。
当然のことながら英単語の習得数だけが判定基準ではありません。
実際に語彙数を増やしていくために
各レベルの本やアプリなどの教材が販売されていますので、適切な選択が出来るようにいくつかご紹介します。
まずは、究極の英単語シリーズです。
アルクが選出した段階別学習語彙リストであるSVL12000がとても良くできています。
ネイティブスピーカーの使用頻度を元にしつつ、日本人学習者に有用で重要な英語をレベル別に区分したものとなります。
現在の日本において、最も優れた英単語リストの1つと考えて間違いありません。
Test your vocabの語彙と正確には一致しませんが、習熟度を測るものですから各自の感覚と目的を優先させてください。
SVL12000を4つに分冊化した書籍が以下になります。各自のレベルに合わせてチャレンジしてみてください!
その他には、
最後の英語学習!マジタン というアプリをオススメします。
・iOS
総勢13,000語を収録しているだけでなく、単語力チェックテスト、辞書、ゲーム要素など、書籍では実現不可能な様々な機能を盛り込んでいます。
無機質な暗記よりも、ずいぶんと楽しく習得を助けてくれるアプリです。
多機能すぎて、このアプリだけで1つの記事を作成できるほどのオールインワンなアプリです。
もうここまで用意されると、あとは使い手の問題ですね!笑
最後に
英単語に関して、目標となる地点に到達して頂きたく記事を書いてみました。
レベルごとに合う適切な書籍、アプリなどを活用して、”実際に暗記を開始して貰うまでの行動”が本記事の狙いです。
教材や方法は千差万別で、本、アプリ、個人指導などがあるでしょう。
書店を物色していて、いつも思うことがあります。
どれを選択したとしても、十分に素晴らしい内容で充実したものだと思います。
個人的に合うかの割合が変動する程度であり、合うものを選択することが出来さえすれば、いかに時間をかけて継続していくことができるかだと思います。
おまけ
ひたすら単調に英単語を暗記していくのは、苦手で嫌いだああああ!!!という方も多いと考えられます。
そういう場合は、ゲームをしながら気がつくと語彙力が増えていた!!という”行き当たりバッチリ”な手段を狙ってみてください!
初学者レベルの方についても、最初は楽しめる方法を重視してみても良いかもしれません。
とにかく継続できる方法から始めてみることが、遠くへ到達する秘訣でしょう。
- たたかう英単語「たた単」