PROPO.FMの曽志埼さんとdott浅井が配信している「PROPOTYPE」
この記事は、エピソード48の「ホイクタス最新情報!自社開発案件に感じる挑戦価値とメンバーの成長」を要約した内容です。
dottが自社開発し、2020年12月1日にサービス公開される「ホイクタス」。
今回は、「ホイクタス公開に向けた現在の状況」・「開発を通して感じたことや発見したこと」についてお話していきます。
ホイクタスってどんなサービス?
ホイクタスを一言で表現すると「保育士さんのノウハウ集」です。
保育現場での困った出来事を登録でき、それに対して、
「私はこうやったら上手くいったよ」
「私はこうやったら失敗したよ」
といった情報を共有することができます。
そしてその情報を統計的に評価することで、「今の保育現場では、どのような対処法の成功率が高いのか」を知ることができるのです。
正解が提示されるわけでは無いにしても、「これって合ってるのかな?」と判断に困ったときに、他の保育士が同じ状況でどう判断したのかが分かれば、とても参考になるでしょう。
ホイクタス制作の過程において、現場の保育士さんや園長さんに話を聞くことはもちろん、企画サイドには、約20年間保育園の園長経験があるメンバーもいます。
これまで、保育現場での悩みを共有するサービスは、Yahoo!知恵袋のようなものしか無かったため、ホイクタスは、現場で働く人をサポートするツールとして役立つことが期待できます。
ビラが完成!こだわりのキャッチコピー
12月1日の公開に向けて準備が進められている中、ホイクタスのビラも完成しました。
ビラの作成をお願いしたのは、福島県郡山市で同じシェアオフィスに入っていた「いろはデザイン」さん。
優しい雰囲気が漂うデザインで、僕たちが望んでいる形のものを作っていただきました。
ビラには、こだわりのキャッチコピーも入っています。
それが以下の2つです。
・「保育の答えは1人で作るものじゃない」
・「うまくいった嬉しいことも、うまくいかず悩んだことも、皆でシェアして知恵にする保育士のノウハウ集」
ちょうど先日、ホイクタス代表の石井大輔と飲みに行き、キャチコピー作りの話で盛り上がりました。
僕が現在のキャッチコピーを提案した際に、石井に「あぁ、良いね」とサラッと流されたんです。
実はその以前、石井が出してきたキャッチコピーに、僕がダメ出しをした経緯がありました。
そのため、もし僕が変なものを提案してきたら「浅井さん、コレダメですよ」と言ってやろうと思っていたそうです。
そうしたところ、僕が想像以上に良いものを提案してきたがゆえに、それが言えず悔しい思いをしたのだとか。
彼は酔っぱらいながら、
「俺のほうがホイクタスを愛しているのに、なんで良いキャッチが作れなかったんだ!」
と、話していました(笑)
このような裏話もあるくらい、思いの詰まったビラです。
今さまざまなところで配布していますが、もし配ってもいいよという人がいれば、ぜひdottのホームページからお問い合わせください。送付させていただきます。
自社開発と受託案件のバランス
ホイクタスは、いわばdottのオリジナル企画。つまり自社開発です。
ホイクタスの話から少しズレてしまいますが、dottは受託案件の比率のほうが多い状況にあります。
今回のホイクタス制作を通して、自社開発と受託案件のバランスは、エンジニアの成長を考えるうえでとても大切だと感じました。
受託案件はお客さんがいますから、プレッシャーの大きい仕事です。
ほどよいプレッシャーは、仕事においてある程度必要なので、それはそれで良いところがあります。
ただその一方で、自社企画はお客さんがいない分、伸び伸びと実験的な技術を試すことができるのです。
お客さんのために、正確にシステム開発をして納品することも大切ですが、自社開発ではこれまで培ってきたノウハウを組み合わせることで、さらに高いスキルを身に付けることができると思います。
メンバーの成長
今回のホイクタス開発を通して、メンバーの成長をとても実感しました。
メンバーの中で際立って成長を感じたのは、リーダーを担当してもらった女性。
彼女は、これまでリーダー経験が無く、スプリントフィードバックと呼ばれる定例ミーティングも、最初はたどたどしいものでした。
それが今では貫禄が出てきて、能力がぐんぐん上がったのを感じます。
視野が広がり、とても細かいところまで気配りができるなど、彼女がそもそも持っている素質が際立ってきたように思うのです。
今やミーティングで僕や他のメンバーがふざけたことを言っても「ハイ、じゃあ次いきますね」みたいに、サラッと流されれてしまいます(笑)
もし最悪ホイクタスが失敗したとしても、十分な成果が得られているなと感じるくらい、メンバーの成長を実感することができました。
また、ホイクタスの代表の石井大輔も、成長を感じる1人。
彼ももう50歳を超えているのですが、いまだに成長を続けています。
彼はずっと保育園の園長を続けていて、IT業界には初めて飛び込んできたんです。
プロジェクトオーナーとして、開発人とどんなコミュニケーションをとればいいのか、最初はまるで分からない状態でした。
でも定例ミーティングやエンジニアとの会話を続けていく中で、どんどん理解を深め、アクティブに動いてくれます。
その結果、今では僕の仕事がどんどん無くなり、非常に助かっています(笑)
今回の企画を通して、会社のメンバーは本当に優秀だなぁと改めて感じました。
今、以下のURLにアクセスするとサービス開始前のティザーサイトが見れるようになっています。
中身はまだ文章しかありませんが、石井大輔の保育に対する熱い思いが長々と書いてあります。
また、ホイクタスの情報が知りたいという人のために、事前ユーザー登録欄を設けました。
まだ公開前ですが、いろんな情報を発信していきますので、ぜひよろしくお願いします。
無事に12月1日の公開が迎えられるよう尽力してまいりますので、ホイクタスをどうぞご期待ください。