「エンジニアのための英語講座」の第6回目です。
まずは、前回のおさらいです。
発音や音の習得についてでした。
学習の初期段階に音を聞き分けられて、発音も出来る段階になると、その後の学習にて余計な遠回りを回避できると説明しました。
発音できない単語は聞くことが出来ないためです。
リスニングの能力と相関があるという点について、一般的に認識が弱い傾向にあります。
まずは一通りの学習程度であれば、2,3時間で十分です。
ぜひ確認してみてください!
枕詞のフレーズ50選
今回は表現がテーマになります。
その中でも”枕詞”に着目してみます。クッション言葉とも言われるものです。
これを存分に活用することの利点を紹介してみたいと思います!
皆さんは日本語で無意識に多用されていると思います。
慣れるまでに多少時間がかかるくらいですが、それほど難しいことはありませんよね。
要するに…
これまでは、学習する際の目的を絞るようにオススメしました。
今回は”場面”に着目していきます。目的よりも少しだけ抽象度が上がる感じとなります。
各場面に想定される一般的なフレーズをカジュアルとビジネスに使えるよう選択しています。
口癖のように習得しておくと大きな利点が得られます。
”枕詞+簡潔な文章”の組み合わせにより、コミュニケーションが楽になるからです。
とくに英会話には有益です。英作文するときとは違い調べる時間がありませんからね。
以上のことから、今回の記事では厳選した50個を用意してみました。
ぜひ身につけて活用して貰えることを期待しています!
フレーズ集のリンクは最後に記載しています。
では、詳しく説明していきます。
枕詞が便利な理由は?
本ブログにてこれまで提案した内容となりますが、学習する目的を明確化するようにオススメします。
目的が設定されると方向性が定まります。方向性が定まると具体化され始めるので、より細かい事象に落とし込むことになります。
目的の方向へスムーズに移行していくために、非常に便利なのが枕詞(クッション言葉)となります。
意味合いとしては、
・口調を和らげて、印象も柔らかくする
・話題や文脈の方向性を整える
などがありますが、2つ目のほうを特に注目していきます。
文章の冒頭に枕詞をはさむことで、後に続く内容を簡潔にすることが可能となるからです。
一般的な場面に沿うクッション言葉では、依頼、許可依頼、申し出・招待、承認などに大別しています。
本記事では17の場面にて、頻繁に活用されそうなフレーズを用意してみました。
全部で50個になります。これを咄嗟に使いこなせる程度まで習得できるのが理想です。
いきなり50個は多くて難しいと思われるかもしれません。
ただフレーズの日本語訳をみると、そうは言っていられないことに気がつくと思われます。
書店に並んでいるフレーズをテーマにしている本は、例文1,000個を扱っています!とアピールされています。全て身につけるというのは、相当に高難度でしょう。
ですから、50個までに厳選したものとなります。
今回の50個を身に着けても、遅かれ早かれ少なすぎると気が付くでしょう。
基礎が出来ると、それを元に広げるにも積み上げるにも容易となります。それほど心配しないでください。
まずは各場面に使えるフレーズを増やしていく心づもりでいてください!
クッション言葉を学ぶ意味
これまでの記事で英語を学ぶ目的を明確にしましょう!とお伝えしました。
それから、自分のことを伝えるために事前準備する方法を紹介してみました。
この2点の意義は、やや強引にでも自分の土俵に相手を巻き込み、どうにかこうにか自身をアピールすることにあります。
自分の言いたいことだけに終始する人物だと、無意識に敬遠されてしまいますよね… コミュニケーションの理想は、相手の良さを引き出しつつ、お互いの可能性を見い出すことのはずです。
そうすると継続的な関係作りにつながると実感されていると思います。
今回伝えたいことは、一方的に伝えることから、相互に意思疎通するための工夫となります。
いつものことながら繰り返しますが、無意味に努力を強いるつもりは全くありません。
ここでもテンプレート化して楽しましょう!
フレーズ集について
まずは本記事を読み終えてから、スプレッドシート内の日本語欄を読んでみてください。
リンクは記事の最下部に添付しています。
意思疎通を図る相手に対して最低限の配慮を持つ心構えのある大人であれば、なんとか抑えておきたいと感じるのではないでしょうか?
それ以前に、危機感を抱いてしまうかもしれません。
現実的なことを示すと、多くの日本人学習者の英語力はネイティブの幼稚レベルに到達しているかどうかとされています。
今回のフレーズ集50個を丸暗記して何とか活用できる状態になると、不自然ではあるものの懸命に努力して外国語を駆使しようとする人物だと認識されるくらいになるのではないでしょうか。
今後の記事でも、業務上での目的達成のために洗練から程遠くとも、何とか達成できる程度の状態までに導いていけたらと考えています。
なにはともあれ、以下の表を何度も何度も目にする機会を増やしてみてください。
リンクはこちら↓